◎実行委員会挨拶




クレサラ被害者交流集会in岐阜へご参加ください

第30回全国交流集会実行委員会

委員長 鷲見和人

6月18日には改正貸金業法が完全施行され,私たちが20年来求めてきた高金利の引下げが実現しました。しかしながら,3社以上から借り入れのある債務者の数はいまだに360万人以上も残されており,すべての多重債務者が安心して相談できる体制を作り上げることが多重債務対策の仕上げとして求められています。

 集会のテーマは「だれもが希望を持てる社会へ」〜多重債務・貧困・自殺をなくそう〜と決まりました。この「生きづらい」世の中を変えようと,貧困問題や自殺問題へも多重債務問題の枠を越えて,われわれの取り組みが大きく広がろうとしています。

 分科会は20開かれ,それぞれの分野での突っ込んだ検討が行なわれます。特に「相談窓口の拡充」の第1分科会では,地元岐阜市との共催により,行政の窓口担当者と「どんな借金問題でも必ず解決できる」頼りがいのある体制の議論がなされます。また,集会前日の国際交流部会では多重債務問題に取り組み始めた,お隣韓国の法律家・団体との交流が持たれます。

 記念講演には宇都宮健児さんが,パネリストには湯浅誠さん,清水康之さん,福島みずほさんの論客が顔を揃えます。大いに議論し学び,明日からの活動の知恵とエネルギーをたくわえましょう。

 第30回を記念する懇親会には900名が着席で楽しんでいただける大きな会場を用意しました。30年の歴史のなかで出会った懐かしい顔も新しい顔も,ともに懇親を深めていただければ幸いです。

 岐阜は日本列島の中央部に位置し,新幹線の名古屋駅からわずか20分,中部国際空港からは1時間と交通も便利です。どうかこの記念すべき集会にふるってご参加ください。岐阜・愛知・三重・静岡の東海ブロックの実行委員会のメンバーが皆さんをお待ちしています。

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